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認知症=話せないと思っていませんか?
認知症は、言葉を失うわけではありません。現に日々のケアの中で、私たちが思いもよらないような素敵な言葉が、いつも生まれています。
僕はその度に、心からこの仕事を選んでよかったと思うのです。
もちろん、大変なこともありますが、それ以上に、得られるものが大きい。
レクリエーションの時間にとにかく寝たいMさん
デイサービスでは、必ずレクリエーションをする時間があります。
風船バレーやカルタ等、時にはドライブに外に出かけることも。
でも、おひとりおひとり個性があり、もちろん参加したくない方もいるのです。
Mさん(80代女性)もそんなひとり。
今日もちょっと目を離した隙にフラリと立ち上がりベッドの方に…
靴を脱がずにそのままベッドに横になり…
僕「あれ、Mさん、ベッドに横になるのはいいんですけど、
まだ靴を脱いでませんよ、脱ぎましょうか?」
Mさん(やさしく微笑んで)
「ちょっと、アメリカ人になったつもりでね」

いや~、なんて小粋な返し方でしょう!
とても要介護の方とは思えないほど機転の利いた切り返し。
こうした瞬間が、ほんとに素敵だな~と、改めて思う今日の出来事でした!

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