こんにちは、介護ブロガーののじのじです。今日は、83歳の女性ご利用者さま、Aさんについてお話しします。Aさんはアルツハイマー型認知症を患っており、元気だった頃の面影を残しつつも、最近は眠気が強く、食事もなかなか取れない状況です。コロナ感染後に歩行が困難になり、意思疎通も難しくなってしまいました。
そんなAさんに対する食事介助方法を、具体的な手順とともにご紹介します。心温まるアプローチを心がけながら、少しでもAさんが楽しく食事を取れるように努めていきましょう。
1. 環境を整える
まずは、Aさんがリラックスできる環境を整えます。静かで落ち着いた雰囲気の中で、好きな音楽を小さな音で流したり、心地よい香りのするアロマを使ったりして、安心感を与えましょう。福井県大野市の山間の施設である当施設では、窓の外の自然の風景もAさんにとって癒しとなるでしょう。
2. ゆっくりとしたペースで
Aさんのペースに合わせて、ゆっくりと食事を進めます。焦らず、Aさんが口を開けるタイミングを見計らいながら、一口一口丁寧に介助します。温かいスープや柔らかい食材を用いると、食べやすくなります。
3. アイコンタクトと笑顔
意思疎通が難しいAさんに対しても、目を見て話しかけ、微笑みかけることを忘れずに。たとえ反応が少なくても、Aさんはその温かさを感じています。食事の合間に「美味しいね」と声をかけることで、Aさんも食事の時間を楽しんでくれるかもしれません。
4. 小さな成功体験を大切に
Aさんが一口でも食べてくれたら、それを大いに喜びましょう。「すごいね！頑張ったね！」と褒めることで、Aさんも自信を持ち、次の一口への意欲が湧くかもしれません。
5. 笑顔と共に
Aさんの表情をよく観察し、辛そうな様子が見られたら無理をせず、休憩を取りましょう。無理なく食事を楽しむことが大切です。
6. 水分補給を忘れずに
眠気が強いAさんには、食事の合間に水分補給を忘れずに。水分が不足するとさらに体調が悪化する可能性があります。果汁入りのジュースや温かいお茶など、Aさんが飲みやすいものを選びましょう。
ちなみにご自宅ではこんなのもあります。クリックすると詳細をご覧いただけます。
おわりに
介護は愛と忍耐の連続です。Aさんのようなご利用者さまに対して、私たちができる最善のことは、心からの温かいサポートを提供することです。少しでもAさんの笑顔が増えるように、一緒に頑張りましょう。
今回の記事が、皆さんの介護現場で少しでも役立つことを願っています。次回も引き続き、介護に関する有益な情報をお届けしますので、どうぞお楽しみに。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。お楽しみに！
のじのじ
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