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脳トレプリントは、ありきたり？でもとっても効果的！
さて、先ほどの画像の問題、皆さん分かりましたでしょうか？
「み〇し」
「こ〇ろ」
この〇に共通して入る一文字のひらがなを考える、という問題です。
どうでしょう、パッと見た感じ、すぐ思いつく方も多いかも知れません。
そう、正解は『こ』ですね、「みこし」と「こころ」。
なんだ簡単じゃ～ん、とお思いでしょうが…
これに取り組まれるのは認知症高齢者の方々なのです。
ほぼ大多数の方は、僕たちが当たり前にやっている、「文字を読むこと」そして「文字を書くこと」このどちらも難しいことが多いのです。
実際僕の働いているところでも、ちゃんと考えて下さるのはごく限られた方。
だから、鉛筆を持って「う～ん…」と考えてもらえるだけでも、すごく嬉しい瞬間なのです。
そこで90代の男性、T様が導き出した回答は…
「な」でした。『みなし』と『こなろ』…？
僕「Tさん、みなしってのは、『みなす』っていう言葉があるのでなんとなく分かりますけど、『こなろ』って、何でしょうかね…？」
T様「う～ん…『こなろ』っていうのはねえ…」
僕「『こなろ』っていうのは…？（ワクワク…）」
T様「なんか、『こうなろう！』っていう、そういう感じですよ！」
「こうなろう～！なるほど～！」（なんて素晴らしい答えなんや…）
僕はその感動をすぐさまTさんにお伝えし、その素敵な答えをスタッフの皆にも共有したのでした。そしてその日は『こなろ』という言葉で持ち切りになったのでした。
Tさま、本当にありがとうございました！
以上、３月のとある日の小さな奇跡でした😀
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